2015年 01月 14日
酒粕 |
寒い日が続きますね。
そこで ”飲む点滴"とも言われている甘酒を作ってみました。
江戸時代には夏の飲物でした。。
夏の暑さのために食欲が減退してしまい、
不足しがちなエネルギーや栄養補給のために飲まれていたと言われています。
東洋医学ではお腹を温めて冷えを解消し、
エネルギー補給や血液の流れを良くしてくれると考えています。
そのため現代では冬の飲みものとして定着しているのでしょう。
材料は酒粕とお砂糖そして水。とってもシンプルです。
他にお好みで生姜汁とひとつまみの塩を入れるだけなので簡単に作れます。
私は小豆をちょこっと追加してみました。
主な材料である酒粕は、日本酒の製造過程で作られる搾りかすのこと。
発酵によって多くの微生物から作られる100種類以上の酵素が含まれています。
消化器官の働きを助ける効果を持ち、腸内の余分な脂肪や油を吸着して便として排出されます。
消化不良や胃腸が弱い人、食欲のない人にもお勧めです。
他にも麹菌や酵母菌により、豊富なタンパク質や精神安定効果のあるビタミンB1、
目の疲れを癒してくれるビタミンB2などが生成されます。
シミの原因となるメラニン色素の活性化を抑制する働きもあるので、美肌も期待できる優秀な食品です。
酒粕が手に入りやすいこの時期に、ぜひ甘酒を作ってみて下さいね。
by maisondeyakuzen
| 2015-01-14 13:19
| 食材